皆さんは天使の分け前(Angel's share)という言葉をご存知ですか?
日本語では、その他天使の取り分、とも言うそうです。

この言葉、ウィスキーやワイン、ブランデーなどの熟成を行うお酒で、熟成中に水分、アルコール分が蒸発して量が減ることを表す言葉なんです。

お酒を数年~十数年の間熟成させる中で、樽は空気は通すため、水分やアルコール分が蒸発して熟成が終わった頃(樽から出す時)の量は、樽に詰めた時の量と比べて減ってしまうんですが、木製の樽で1年で数%も減るそうです。
世界中のお酒を造るところでこの現象が発生する訳ですから、そう考えると天使って結構大酒飲みなんですね(笑)

でも、こうやってお酒の量が減ってしまうことに「天使の分け前」という名前をつけるなんて、素敵ですよね。

まだまだ新年会等もあるでしょうし、3月・4月に向けては送別会、歓迎会などもあって、飲む機会が増えてくることかと思います。
そんな時、誰かが間違えて自分のグラスからお酒を飲んじゃった時は、「天使の分け前」と思って諦めましょう(笑)。

いや、まぁ人ですけど、ね。

ではでは。